コーチング受講生の感想

受講生プロフィール

M様 (30代女性)
幼少期から不安感と生きづらさがあり、心身に影響が出たのをきっかけに様々なセルフケアを続けてきたが葛藤や倦怠感が消えなかった。リフレッシュを兼ねて訪ねたアトリエはらっぱにてアートセラピーセッションを経験し、その後アートセラピーコーチングを受講。

受講のきっかけ

私自身、幼少期から安心感がなく、常に漠然とした生きづらさを感じていました。20代になって心と身体のバランスを崩し、アトピーや鬱病になったのをきっかけに、やっと自分の異変に気付いて向き合うようになりました。そして心理学・成功法則・心理療法でトラウマケアをしたりなど、長年のあいだ自分なりに努力して、ある程度は回復しましたが、それでも毎日仕事に行くのがしんどくて常に倦怠感があり、ネガティブな気持ちや自分の弱さを受け入れることがどうしても難しく、常に葛藤がある状態でした。

これだけ勉強しても変わりきれない自分への失望感で、心理学や心理療法から距離を置いて日々を過ごしていましたが、リフレッシュも兼ねて新しい趣味を見つけようと思い立ち、通える範囲でアート教室(絵画教室)を探していたときに見つけたのが「アトリエはらっぱ」でした。


コーチング中期の絵。疎外感を感じる心理と、救いを求める気持ちが表現されている。

これまで心理療法を受けてきた過去があったからこそ「絵を描くことで、言葉にできない深層心理が分かり、癒すことができる」というアートセラピーに興味を持たずにはいれませんでした。これなら絵を描くことが好きな私に向いてるのではないかと思い、まずは単発でセッションを申し込みました。「少しでも効果を体感できたら、ラッキーかな?」とあまり期待せずにセッションを受けたところ、思った以上に自分の心の悲鳴が絵にありありと表現されており、自分でもビックリしました。


コーチング初期の絵。パステルで描かれた黒い固まりと色彩豊かで柔らかな丸の集合に、幸福と不安感の葛藤が表現されている。

のんさんは私の絵を見ただけで、うまく言葉にできない、誰にも理解されないであろうと感じていた心の闇を深く感じてくださいました。
「これだけの深い想いを抱えて、これまで頑張って生きてこられたんですね」と言ってくださり、泣きたくないのに涙が止まりませんでした。
アートセラピーセッション後、セラピーで描いた絵を帰宅してからベットの上で眺めました。クレヨンで黒く塗りつぶされた絵を見て、ああ、これが本当の私なんだなと思えて、1時間くらい泣きました。泣いた後は気持ちがスッキリし、心の中にあったわだかまりが解放され、体も緩んで、身をもってアートセラピーの効果を体感できました。
そのときに、のんさんから「自分を愛する」を目標に、アートセラピーコーチングを受けないかと提案を受け、色々悩んだ上で勇気を出して受講することを決めました。

アートセラピーコーチングで
気付いたこと・変わったこと

受講当初、私はアトピーが酷くて肌がカサカサしていて、かゆみが常にある状態でした。そのころセッションで好んで使っていた画材が「クレヨン」で、しばらくはクレヨンで絵の線を描いたり、色を塗っていましたが、回数を重ねるうちに絵の具を使うようになりました。最終的には水彩絵の具を使うようにり、絵柄もみるみるうちに変化していきました。

皮膚がカサカサの時はカサカサした画材のクレヨンを使っていたのが、皮膚に潤いが出るのと並行するように使う画材が絵の具に変化していき、無意識に選ぶ画材にもこんなに心や体の状態が出るのだと実感させられました。

絵柄の変化に伴うかのように肌もどんどん綺麗になっていったのには私自身が一番驚きました。 あれだけ色んなことをやって治りきらなかったアトピーが、まさか絵を描いて心を癒すだけでこんなに身体が変わるなんて……嬉しい変化でした。

また、最初は色をベタっと塗るだけの絵が多かったのですが、最後の方は動きのある人物画が多くなりました。アートセラピーコーチングを受けてる期間中に、絵柄が3回ぐらい変わりました。 絵柄が変わるタイミングで自分の心境が大きく変化したので、画材だけではなく絵柄にも無意識が反映されるんだなと感じました。


コーチング中期の絵。画材が水彩に変わる。


コーチング中期の絵。カラーもずいぶん明るくなり、背景も楽しそうではあるが、自分を解放するには、はまだ躊躇している様子。


コーチング後期の絵。家族との葛藤が解消されて、信頼関係が築かれた様子がうかがえる。

他にも、 昔のトラウマで苦手だった姉とは仲良くなれないと思っていたのに、アートセラピーを通じてその想いを解放したことで、10年以上会っていなかったのが嘘のように、今では姉家族と仲良く出かけるくらい関係が修復されました。 両親にもかつては不信感があり、信じたいのに信じられないと葛藤していましたが、セラピーを通じて言いたいことをはっきり言えるようになり、今では両親のことを心から信頼できるようになりました。家族関係が激変したことで、人間関係やストレスが目に見えて減りました。また、自分のやりたいことがわかるようになったことなど、他にもありますが様々な効果を感じました。

言語化が苦手な人、絵を描くことが好きな人、感受性が強い人(HSPなと)、自己否定が強い人 、生きづらさを感じてる人、悩みがあってストレスフルな人、家族・仕事・恋愛・夫婦関係・子育てで悩みがある人には、ぜひアートセラピーをおすすめしたいです。感受性が豊かな方、絵を描いたり作品を作ることが好きな方とは特に相性が良いと思います。


受講前の絵。何をするにも、何かが足カセになり、どこに向かいたいのか、何がしたいのか、わからない日々。自分という人間を見失いそうな心理状況になり受講。

 


受講後の絵。我慢してきた幼少期を客観的に見ることができ、自分らしい感情の再構築をはかる。防御する事に使っていたエネルギーをやりたい事へ使えるようになり、人間関係のしんどさも緩和。自由な心で行動出来るように変化。

こんな方におすすめです

心理療法もカウンセリングも、どんなものであれ大抵は言葉を使ってセッションを進めていきます。私の場合は言葉がうまく出なくて、説明が下手でうまく伝わらなかったり、ネガティブな面を言語化するときに自分の言葉の強さに圧倒されて抵抗感が出てしまいキツさを感じていました。でも、アートセラピーは絵を描くことを通じてその人の言語化できない思いを含めて全て紙の上に載せるので、言葉ではどれだけ嘘をついても絵を描けば伝わることが多く、絵を通じて自分自身を自覚した上で言語化できることが本当に助かりました。また、絵を描くだけでも心が癒やされるので、ストレスフルな方や今の自分の状態を把握したい方にもおすすめです。

アートセラピスト、くわばらのんはどんな印象?

のんさんは、明るく、ざっくばらんで、でも優しくて母性がある頼れるお母さんという感じの人でした。 境界線がしっかりあって、私がブレてものんさんはブレずに、しっかり手を繋いで目標までの道を一緒に考えてくれるのが心強く、信頼できる人でした。

さっぱりしていて本質をザクっと言うこともあるのに、決して言葉はキツくなく、その人が受け取れる言葉を配慮をもって伝えてくださる方でした。 私がアートセラピーコーチングを受けようか悩んでいるとき、長いメールに込められた思いを含めて読み取ってくれたことや、コーチング中、人に頼ることが苦手でやっとの思いで相談しても毎回快く受け入れ甘えさせてもらえたこと、何を言ってものんさんは止めてくれるから大丈夫という安心感と信頼感があったからこそ、私はコーチングを受けてここまで来られたのだと思います。また、コーチング中にお茶やお菓子を食べながら世間話が弾んでガールズトークみたいに朗らかで笑いのある空間が、私は大好きでした!