受講生プロフィール
S様(代表取締役社長 ・50代男性)
アートセラピーってどんなものだろう。ちょっとした好奇心から私の人生は激変した。
自分では既に乗り越えたと思っていた幼い頃の想い。それが、自分が描いた絵によって、まだ消化できず泣き続けていることに気づかされた。
受講のきっかけ
アートセラピーってどんなものだろう。ちょっとした興味から私の人生は激変した。
アートセラピーは文字通り自分が描いた絵を通してカウンセリングをうける。言葉で表現する語彙を持たない子供が受けるものというイメージがあった。実際受けてみるとこれはなかなかすごい。左脳の働き、つまり言語や意識を介さないで直接右脳に働きかけるのだ。
自分も言語を介さずに表現し、セラピストも直接その絵から無意識の深い部分を読み取っていく。それにより、自分が意識しなかったものが言語化される。セッションが始まって数分で、2歳の自分がよみがえってきた。もう何十年も前。自分は既に乗り越えてきたと思っていたことだが、いまだに心の中ではそれを消化できずに2歳の私は心の一番奥底で助けを求めてずっと泣き続けていたのだ。ありやかにその時に感じたつらかった気持ちが再現されてきたのだ。
アートセラピーコーチングで
気付いたこと・変わったこと
コーチングやカウンセリングなど他者の力を借りるやり方、自力で解決する方法、心の傷をいやす方法はいろいろなものがある。私も様々な本を読み日々努力をしてきたつもりだ。アートセラピーは言語を介さないので、嘘偽りなく、自分の無意識の状態がありやかに顕れる。しかもセラピストの観念や先入観の入りにくい、早く、シンプルで安全な方法ではないか。
子供のころ、思春期の頃は生きるのつらかったなあ。年を重ねて、自分なりにうまく身をかわすすべを覚えて、親とも衝突することはなくなり、いい人らしく振舞い、日々にっちもさっちもいかなくなることはなくなったけど、それでも漠然と感じるもやもや、やるせない気持ちは解消されない。こんなに一生懸命本を読んだり、セミナーに参加したりして、日々努力をしているのに幸福感がないんだよなぁ。
アートセラピーを受けた後、家族、社員との関係が明らかに変わった。日々穏やかに過ごせる。相手も変わったけど、自分も変わったと実感することが多々ある。のんさんによれば自分の出しているオーラが変わったというのだ。あまり自覚はないけれど、相手からきついことを言われても冷静に受け止められ、自分なりに消化できるようになってきたと思う。これは人として器が大きくなったとのこと。
それから、自分ではあまり気づかなかったし、これが普通と思っていたが、ちょっとしたことで感情が高ぶり、冷静な判断ができなくなっていたことに気づいた。それは日常生活、たとえば車の運転。交差点の右折待ちのときでも対向車線の車が途切れないと軽くイライラしていた。でもメタ認識がうまくいくのか、まったくそれがないのだ、失礼な運転や無理な追い越をされてもそれによって感情が揺れ動くことがなくなった。
あるいは、イライラしかけるところでメタ認識できて、穏やか自分に戻ろうと思える。いままではこんな些細なことで自分のライフをすり減らしていたのだ。